中国マネ
スポーツライター 佐藤 俊
2015年11月06日 05Jav Censored Free
時20分
驚異的な経済成長で世界の超大国を目指す中国は、サッカーの世界でも「覇権」を狙って活発な動きを見せている。その中でも、中国南部の大都市を本拠地にする同国スーパーリーグの「広州恒大」チームは、不動産バブルによる巨額の資金力で、ここ数年で一気にビッグクラブへ成長した。今季国内5連覇を果たし、2度目のアジアのサッカークラブの王座を目指して11月7日と21日、アルアハリ(アラブ首長国連邦)との「アジアチャンピオンズリーグ(ACL)」決勝に臨む。「広州恒大」とはどんなチームで、どんな世界戦略を描いているのか。サッカー取材経験の長いスポーツライター・佐藤俊さんが日本にはまだなじみの少ない中国最強チームの実態をリポートする。(文中の日本円の金額は、それぞれ当時の「元」との換算レートに基づく)
不動産大手が買収…120億円投資、「怪物」への道
ACL準決勝第1戦で勝ち越しゴールを奪い喜ぶ広州恒大と、ぼう然とするガンバ大阪の選手たち(2015年9月30日、宇那木健一撮影)
10月にホーム・アンド・アウェーで行われたACLの今季準決勝で、ガンバ大阪は中国の「広州恒大」チームに敗れて、7年ぶりの決勝進出の夢を断たれた。アジアのトップリ-グであるJリ-グのチャンピオンチ-ムであり、昨年国内3冠を達成したガンバが中国のチ-ムに敗れたのは、時代の流れを感じさせる。広州恒大は準々決勝でも、柏レイソルを破っており、Jリーグ勢の前に立ちはだかる壁となっている。
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プロ化により、一気にアジアのトップに躍り出た日本サッカーだが、アジアの国々に猛追されて、その差は徐々になくなってきている。特に莫大な投資マネ-と中国政府の後ろ盾を武器に急成長を遂げている中国サッカ-は、日本だけではなくアジア全体、そして欧州にも脅威を与えているのだ。
その中国サッカー界の「怪物」と称され、欧州のチーム並みのマネーを投資する広州恒大とは、どんなクラブなのか。なぜ、巨額の資金を強化に投資できるのだろうか。
柏と対決したACL準々決勝第1戦でゴールを決めて喜ぶ広州恒大のパウリーニョ(中央)=2015年8月25日
2010年、中国サッカー界を揺るがせた賭博問題で、広州サッカークラブは、1部リーグ「スーパーリーグ」から2部に降格した。しかし、同年3月に、当時の年間売り上げ8000億元(約14兆円)」に達する中国の大手不動産会社である「恒大地産集団」に1億元(約20億円)で買収されて、「広州恒大」とチーム名を変更された。
1年でスーパーリーグに復帰すると、2012年にはビッグクラブに成長する足掛かりとして、約6億元(約120億円)を投資。そのうち監督や選手の補強には3億5000万元(約70億円)を掛けた。そこで招聘されたのが、元イタリア代表監督で2006年のサッカー・ワールドカップ(W杯)を制したマルチェロ・リッピ氏だった。コ-チのイタリア人スタッフも合わせる、実に14億円という資金が投入されたのである。
レアルと提携、生徒2800人のサッカー学校
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選手の補強にとどまらず、約250億円をかけて、傘下の「恒大サッカースクール」とスペインの強豪チーム・レアル・マドリ-ドが業務提携をした「恒大足球学校」をオープン。小3から高3までの若い年代の育成に着手し、現在は2800人が勉強とサッカ-漬けの日々を送っている。これまで投資目的だけだったサッカーに、「育成」という場を新たに設けて、本格的にサッカービジネスを始めたのだ。
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2015年11月06日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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